自分らしい生き方

メルマガ「ピンチをチャンスに!あの手この手の勝者の心理戦」の過去ログとそれに派生する、生き方について考察してみます。

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フォーバルの大久保さん(中編)

田中角栄という人は小学校しか卒業していないのに日本国総理大臣まで登りつめた立志伝中の人です。



知恵と才覚だけで日本国のトップまで登りつめた、まさに日本の奇跡とまで全世界に言わしめた氏の生き方から学ぶものは非常に多いです。

これは、まだ若き日の田中角栄氏のエピソードです。

田中角栄氏は終戦を満州で迎えました。

終戦の混乱期にこそ儲けるチャンスがある、そう信じて疑わなかった角栄青年は、誰よりも早く日本に帰還しなければと考えるわけです。

しかし船の数は限られています。

しかも女性・子供・老人から先に帰すらしいという話を聞きつけてきます。

順番なんか待っていたら、儲け損なってしまうじゃないか!
そう考えた角栄氏は一計を案じます。

とうとう帰還申請書に次のように書いて提出したのです。

【氏  名】  田中角栄
【フリガナ】  タナカ スミエ
【性  別】  女性

そして多額の賄賂を周囲に配り、乗船中は乗務員に化けることで日本への帰還船に一番に乗り込むことに成功したのでした。

もちろんこれは、良いことではありません。
誉められたことでもありません。

しかし“すぐに動く”“ありったけの知恵を使う”という意味では、学ぶべきものは多いと思います。

今、インターネット業界は日本の終戦時にも似た混乱期です。

Googleが7月から、Yahoo!が10月から登録サイトの見直しをやり始めたからです。今までの実績はほぼ関係なくなります。事実、今までは絶好の位置につけていたホームページが検索エンジンより消えてなくなってしまうという事例が数多く報告されています。

昨日の負け組は今日の勝ち組?
今日の勝ち組は明日の負け組?

さあ、すぐに動いた人だけがネットでの勝ち組になれます。

前号までのあらすじ


フォーバル(現JASDAQ上場)の大久保さんは、とうとう独立を果たしました。しかし今までとは状況が一変。



今まではあれほど売れに売れていた電話機が、独立したとたんに今までのことがウソのように、全く売れなくなってしまったのです。

原因は明確でした。
フォーバルという会社に信用がなかったからです。
そこで大久保さんはメーカーに10年保障をするように迫ります。

しかしどこのメーカーでも答えは同じ。

家電というのは“一年保障”と決まっているんだ。
十年も保障したりすれば、我々は、その部品を十年は保管しておかなければならなくなる。

そんなムダなことは絶対に出来ない。

万策尽きたか・・・・・・・

大久保さんは、それでも決して諦めませんでした。



かつての取引先だったNECだけはさすがに、邪気にはできないのか、とりあえず大久保さんの話だけは最後までいつも聞いてくれました。

だから大久保さんは執拗にNECに頼み込んだわけです。
すると、とうとうこう言ってくれたのです。

もし大久保さんがウチに月々1億円の保証金を毎月積んでいってくれるのだったら希望通りの10年保障をつけてあげてもいいよ。

大久保さんの手元には1億円のお金どころか数百万円のお金もありません。
そんなことはNECも百も承知です。

つまりNECにしてみれば、これで多分諦めてくれるだろうとの目論見だったのです。

しかしこんなことで、へこたれる大久保さんではありません。



この千載一遇のチャンスを逃せば、二度とチャンスは訪れません。
だからすぐに、このように逆襲したのです。

わかりました。
だったら私の名刺にNECさんの名前を刻むことを許可して下さい。

保証金を積むことはできないが、毎月毎月1億円の売り上げをNECさんに放りこんでみせます。確約します。

だってかつては、私もNECさんの名前でバンバン売っていたのですから。
信じてください。

さすがにNECも大久保さんの気迫に負けてしまったのか、渋々その申し出を受け入れたのです。

いや、受け入れざるを得なかったという方が表現としては正確なのかもしれません。

そしてこれを契機にフォーバルは売り上げをV字成長させます。



しかし『一難去って、また一難』とは、本当によく言ったものです。

フォーバルの大阪支店で、突然20人の社員から一斉に辞表が出たのです。
大久保さんはビックリします。
急いで大阪支店にとんでいきます。

退職理由は?
と聞けば、皆が皆、同じ答えなのです。

NECとの取引を見ていて、そんな危険な綱渡りをするような社長には付いていけない。

危なかっしくて怖い。
こんなことをしていたら、いつかこの会社は必ず倒産する。

大久保さんは更に間髪を入れずに質問します。
で、ウチを辞めたあとは一体どうするの?

すると一様に、みな口を濁すのでした。
しかし、とうとうその退職理由の真実が明らかになりました。

ライバル会社が
「そんな危険な綱渡りするような会社にいるくらいならウチにおいでよ!」
と社員に吹き込み、社員の不安感を増幅させ、一斉に20人もの社員を裏から操り、事実上の引き抜きを行っていたのでした。

いつも心がアツい大久保社長はとるものもとりあえず、そのライバル会社に早速怒鳴り込んでいったのでした。

(つづく)

このメルマガは2005年12月7日に発行されたものです。

[ 2010/01/01 19:53 ] メルマガ | TB(0) | CM(0)
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