自分らしい生き方

メルマガ「ピンチをチャンスに!あの手この手の勝者の心理戦」の過去ログとそれに派生する、生き方について考察してみます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

マクドナルドの勘違い(後編)

人間には色々と事情があります。その時、その時の事情が。



時間はあるが、金はない。
金はあるが、時間がない。

大抵の場合、何でもかんでも満たされている状態というのは起きません。

問題は、そういったシーンに遭遇した時に、どのように対処するのか?
そんな問題に、ぶち当たるわけです。

前号までのあらすじ



日本マクドナルドは1971年7月20日に第1号店をオープンして以来まさに順風満帆な成長を遂げてきました。

そしてマクドナルドの名前を知らない人なんていないという、まさにその時勝負に出ます。

ハンバーガーの価格を1個210円から130円へと大幅に値下げしたのです。

得意満面の時に繰り出す戦術というのは、いつもいつもヒットします。
しかしここでマクドナルドは大きな『勘違い』をしてしまいます。

値下げすれば、売れる。
そんな考えが、この時期に形成されてしまうのです。

新商品の模索も色々やってみたが、どれもパッとはしなかった。
お客様が求めていたものは、新商品ではなかったんだ!
価格だったんだ!
何で、こんな簡単なことになぜ、気づかなかったのだろう!?

そして運の悪いことに、それがたまたま上場の時期と重なった。
上場するためには、勢いのある会社であることを世間に印象づけなければなりません。

そうでないと株価が、公募価格より下回ってしまうからです。
そうなれば、既存株主から一斉にバッシングが始まります。

そしてあのいまわしい値下げ・値上げの連続攻撃をしてしまいます。
65円にしたと思ったら、80円に値上げするも、今度は59円に値下げ。
一体何なんだ!?
という社会までをも攪乱してしまうことになってしまったのです。

マクドナルドが迷走を続ける間、モスバーガーもまた迷走しました。



元々マクドナルドとは対照的な路線を走っていたモスバーガー。

「作り置きはしない」
「新鮮な食材」
とマクドナルドとは全く違った路線を徹底してきたモスバーガーでしたが、価格的に無茶苦茶な値下げをするマクドナルドに抗しきれなくなったのか、とうとうマクドナルドに追随してしまうのです。

自社のポリシーを見失い、安易な値下げ競争に加わった瞬間でもありました。

しかしこのハンバーガー戦国時代の中にあって右肩上がりの成長を達成した会社がありました。



フレッシュネスバーガーです。

あのお弁当屋さんで有名なほっかほっか亭の創業者の一人である栗原幹雄社長が1992年に創業した会社です。

路線はどちらかと言うと、味重視・新鮮重視というモスバーガーに近い路線でした。

モスバーガーが価格戦争で疲弊戦を行う中、このフレッシュネスバーガーはハッキリと違う経営哲学を披露していました。

「ファストフード系ハンバーガー店の商品とは一線を画す」を旗印にアンチ・マクドナルドファンだけをターゲットにするというものです。

社長は言います。



これだけマクドナルドが全国各地にある中で、私たちフレッシュネスバーガーが追いつき・追い越せなんてスローガンは、破滅的ですよ。

だから逆転の発想なんですよ。

これだけマクドナルドがあれば、
人によってはアンチマクドナルドファンもいるわけですよ。

だったらそんな人たちだけに受け入れられるお店作りを
していこうということなんですね。

だから私たちの経営哲学を実現するためには200店舗以上は絶対に作れないんですよ。

作らないのではなくて、作れないんですよ。

その言葉通り、フレッシュネスバーガーは韓国に今、店舗展開を拡大している。

つまりこの経営哲学をわかりやすい言葉で言うなら『安いハンバーガーは売りませんので、他に行って下さい』ということなんですね。

その経営哲学を貫くがごとく、今ではニューヨークスタイルの「フレッシュネスカフェ」を展開しています。

そしてマクドナルドもまた、遅ればせながらその事に気づきました。



「クォーター・パウンダー」というというショップを東京・青山に出店し、既存のマクドナルド・ハンバーガーとの差別化を図るために、マクドナルドの名前は一切出さないという。

価格競争が起きるということは、その産業自体が成熟期に入ったという証明です。

だから他の路線に目を向けていかなければならないのです。

しかし人間というのは、元々保守的です。
だから出来るだけ今までとは違う路線には行きたくないわけです。

しかしここが正念場。

新たなる境地を開拓できるかどうかが
「ピンチをチャンスに変えられるかどうか」の分岐点でもあるのです。

100年に1度の危機。



それはすなわち、ピンチはチャンスそのもの。

英知の時代でもあれば、愚行の時代。
信仰の時期でもあれば、不信の時期。
光明の時節でもあれば、暗黒の時節。
希望の春でもあれば、絶望の冬。

どれもが正しい。
問題は自分自身が、どのような行動をとるのか、ということなのかもしれません。

このメルマガは2009年3月24日に発行されたものです。

[ 2010/01/04 10:36 ] メルマガ | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

スポンサードリンク
検索


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。